藤原竜也の写真集を買った


ついでだから、だらだらと自分の趣味を語ってみる。


自分は高校生、大学生になるまでずっとバイであることは秘密にしていたし、男関係のものには触れさえもしなかった。女の裸の写真は結構買っていたが。


しかしその後、いろいろとあって、自分の人生などどうでもいいからともかく自分に素直に生きようと思った。ただ、いきなり売り専に行ったりハッテン場に行く度胸はなかったので、まず手始めに男の写真集を買った。


最初に買ったのは成宮寛貴の写真集『milk』である。2004年の夏のことだった。

Milk―成宮寛貴写真集

自分はレジで本を裏返して渡した。バーコードは裏面についているのだから、それで会計は済むはずだった。しかし店員は渡すときにわざわざ表を向けた。


写真集を受け取って帰ろうとすると、後ろに並んでいた女子高生が目を丸くしてこっちを見てくる。この女子高生は学校に行ったら嬉々として自分が見た光景を話すんだろうな、と思ったら少し憂鬱になった。


で、自宅に帰ってからはしばらくそれをベッドの裏に隠しておいた。うっかり見つけてしまった母はえらい複雑な顔をしていたが。


で、今日、性懲りもなく振り込まれたバイト代で藤原竜也の写真集『no control』を買った。4,000円。

藤原竜也写真集 no control

最初に成宮の写真集を見たときは、股間をうつさずうつぶせになってケツを出したところを写すのは写真家の趣味かと思っていた。しかし藤原竜也にもそういう構図が散見される。


「女はこういう構図を好むのか?」と思ったが、よくよく考えれば性器を写すと猥褻罪に問われるからそうしているに過ぎない、という当たり前のことに気付く。女の穴は毛で隠れているから問題ないが、男の棹は毛からはみ出している。


「性器を写してはならない」という、字面だけ見ると男女に区別をしていないように見える規則が、実は男女差別的に働いている、とフェミっぽいこと*1を考えた。いや、俺は棹を写せと言いたいんですよ。


神木隆之介の写真集とかも書いてぇなぁ。しかし買ったら人として何か間違ってしまいそうで怖い。


まだまだ語りたいことはあるけれど、今日はこの辺で。

*1: ピギフェミさんのところで紹介された上野千鶴子の講演は面白かった。穴と棹の例は使ってないけど。