2007-01-01から1年間の記事一覧

今回の総裁選で自民に対する評価は変えない

麻生太郎と福田康夫による自民党総裁選が始まった。これが活発になることで民主党の存在感が薄くなるという分析もある。おそらくそうなるのは間違いないだろう。 しかし、自民党の総裁選に踊らされて良いのだろうか。 当たり前のことであるけれど、自民党総…

非日常への憧れと、日常への倦怠を感じる人へ

日常と非日常というのは「よくあること」と「滅多にないこと」という分類である。両者ともに現実を類型化したものに過ぎない。したがって、両者は対立する概念ではない。 つまり、実際に起こった出来事を人間が解釈し「これは日常だ」「これは非日常だ」と言…

Rir6のエヴァ観客の観察記をdisっておく

「リアル中2病の女子中学生」krusさんと「バーチャルネットブロガーリルリル15歳」ことRir6というふたりの若者*1が書いたエヴァの観客ウオッチをたらたら読んでいた。 でRir6の文章があまりに酷いのでくさしておく。 まず、Krusさんのところのエントリの趣旨…

ガチ日記のすすめ

いつから日記は「他人に見せることを意識して書くもの」となったのだろう。 高校生のころ、僕は日記帳を「未来の自分への報告書」だと思って書いていた。ちなみに、ここでいう「日記帳」とはウェブ日記のことではなくノートに書く日記である。 ノートに書き…

グッドウィル株は26,000円までは落ちる。

グッドウィルは資金繰りのためにドイツの銀行に対して新株予約権を発行している。この新株予約権の行使価額は時価*1の95%であり、また下限として7月6日の終値の6割が設定されている。 思うにドイツの銀行は下限である約26,000円まで下がってから新株予約権…

俺がグッドウィル株に注目している理由

グッドウィル株は現在、データ装備費やコムスンの問題で散々大暴落している。昨年末の価格の半分になってなお、まだ下がる下がると言われている。そうしたなかで、実は自分はグッドウィル株が底値になるのを期待している。ありていに申し上げれば注目してい…

「勇み足」とは、個別の間違いを指す語ではない。

id:mojimojiさんとid:Mr_Rancelotさんの論争をつらつら読んでいた。それ自体について、自分は論評する立場にはない。ただ日本語の使い方がおかしいなとは思った。 どこがおかしいかというと「勇み足」という言葉の使い方である。 それまでの僕の認識としては…

ひとりぐらしの楽しみは、自分にとって快適な空間をつくること

一人暮らしにおける家事労働というのは「社会的に許容される範囲内において、自分にとって快適な空間をつくる」ということであろう。 社会的にどうこうというのはたとえば掃除を怠って壁紙にカビが生えたらあとで賠償請求されるかも知れないとか、あるいは洗…

なぜ自分は最近はてなを更新していないか

あるところではてなユーザにそう聞かれ、警備員の仕事で疲れていると言ったらリア充だとか言われた。リア充とはリアルが充実しているという意味である。たしかに仕事のせいで時間はなくなった。それがリア充だと言うならそうなのかも知れない。しかし主観的…

「正当な仕返し」か「ダブルスタンダード」か

最近はてなを更新せずに放っておいた。放っておけば揉め事に巻き込まれることもなかろうと思っていたのだけれど、ここにきてMarco11さんの件が俺にまで飛び火してきた。 数日前、ミクシィのメッセージで俺のところに「Marco11って何者だ?」なんていう問い合…

はてなを出会い系として使いこなしている17人のユーザ

はてなダイアリーは「キーワードでつながる多機能ブログ」というキャッチフレーズを掲げている。実はこの「つながり」には男女のつながりも含まれていることをご存知だったろうか。そこで今回ははてなでネゲットした17人のユーザを例に、はてなを出会い系と…

似非原さん、お悔やみ申し上げます。

《似非原氏は自分の実名を積極的に公開していなかったと思います。 このたびのデモの件で実名が流れたのは自己責任ですが、 自分は、似非原氏の実名にリンクし得る情報を削除させていただきました。》 とりあえず、メイド服のお姿がネットに流れてしまったこ…

昨日の、はてなユーザとの会話からトニオトークだけ抜粋。

先に知らん人のためにざっと概説しておくと はてな匿名ダイアリーのオフ会で「ヤリマン」と呼ばれる女性が有名になる 似非原さんとヤリマンさんがオフ会で仲良さげにしていた 匿名ダイアリー周辺がゴタゴタする トニオくんがこの件のまとめをつくり、似非原…

派遣が駐車場の誘導をやってはいけない理由。

仙台のフルキャストが警備業者に労働者を派遣して摘発を受けた。いろいろな論点があるだろうけれど、自分が興味をそそられたのは、この仙台の件というのが駐車場の誘導だったという点にある。うん。まさに俺がやってるバイト。 一般に車両の誘導が「警備業」…

同性愛者の普遍性と個別性

「みやきち日記」で「「愛に性別は関係ない」の正体」というエントリを読んだ。 異性しか好きになれないのか、同性しか好きになれないのか、あるいは両性を好きになれるのかということを無視することの暴力性ということで、唸らされるものがあった。ことにバ…

田舎の発想。

農業体験実習生と銘打って募集しているものが実態としては農家の花嫁募集だったという話を読んだ。それを読んで思ったことをつらつらと。 この問題は『北海道経済』誌が取り上げたものだ。同誌の論調は、農業体験実習と銘打って花嫁を募集するのは詐欺のよう…

日常会話の延長線上としての「読み逃げ禁止文化」

ITmedia Newsで、読み逃げ禁止について振れられていた。読み逃げ禁止ってのは、日記を読んだらレスつけてけってやつですな。これはウェブでのコミュニケーションに対する考え方、価値観の問題だと思う。 リアルで知人とすれ違ったら「おはようございます」「…

自己顕示から関係性へ──女装2.0の考え方

某所に行ったら、あるはてなユーザの男性がメイド服になっていた。それでちょっと興味を持って女装サイトなるものをいくつか見てみたのだが、どうしても違和感を感じてしまう。 それはおそらく僕がそうした写真から女装者の自己顕示欲を感じてしまうからだと…

雪はやんだ

よかった。

雪がぱらつき……

寒い。 某店の従業員出入り口の外に1日立って警備する自分の体よりも、静岡から原付で上京しているらしい某君が無事に帰れるかということを心配してしまう俺は変態だと思った。 (携帯からの更新)

JANJANから賞を頂いた

JANJANから「編集部長賞」とかいうのを貰った。 賞金は図書カード2000円分 月に20〜30本が表彰される 金額や受賞数から考えて、おそらくOhmynewsの「トップニュース掲載」に相当するものであろう(ただし実際のトップニュースと別枠)。まぁもらえないよりは…

「家族」を維持できるのは上流階級。

はてなをつらつら見ていたら、共働きして子供を夜遅くまで保育所に預けておくということを問題にしているブログがあった。 保育所云々は分からないが、スーパーの出入り口や駐車場の誘導をやっていて、最近は随分夜遅くまで家族連れが来るなぁという感想を抱…

近況報告2:俺のこれからの住居

数ヶ月前から自分は父方の爺さんの家があった場所に住んでいます。以前住んでいたところは現在もぬけのからです。 自分はそのうちその爺さんの家があったところも追い出され、一人暮らしになります。まぁ勘当みたいなもんです。そんな話をしたらあるはてなユ…

近況報告1:いくらなんでもバイトくらいしてます。

大学中退してひきこもってるって言ったら本当にひきこもってるんだと思われたみたいで、イベントのお誘いとか、飲み会のお誘いとか、ホテルへのお誘い(←たぶんこれは釣り)が、もっさり来てます。 ぶっちゃけ言うとそこまでひきこもってないです。週5日〜…

キモオタの個人情報晒しとジャーナリズムはどう異なるか

(文体変えてみた。) 炎上があるとその人の発言を調べて個人情報を暴くということをするやつが出てくるけれど、住所氏名だとかをプロフィール的に晒すのってキモオタだと思うのですね。公益性がほとんどない。 こうした住所氏名を暴いたりするのが情報に対…

自分の問題として考える格差社会と死

岐阜で「仕事が見つからず生活できないので自殺する」という遺書を残して自殺した22歳の男がいるらしい。 この件については、この人はこのあと本当に生活できなくなったかも知れないし、生きることもできたかも知れないねとしか言いようがない。新聞報道だけ…

大学中退。

大学を中退いたしました。 理由なんて、ありません。 めんどくなった。 これからしばらく、ひきこもります。

取材プロセスの開示を考える

佐々木俊尚氏が提唱している「取材プロセスの開示」について考える。 個人的な価値観を言えば僕は取材プロセスの開示には肯定的だ。どのような仮説をもって取材を行い、それに対して取材対象者はどのように答え、最終的にどのような記事にするのかという一連…

ネットがある時代に、メディアに何を期待しているのか?

マスメディアに対する不信感のひとつに「他人が喋ったことを編集して報道する」というものがある。 もちろん明らかに趣旨を曲げるものは論外だ。けれども僕は「編集」という行為そのものを否定するつもりはない。 たとえば1時間のインタビューがあったとす…

未確認情報とネットリテラシー

「あなたがウェブで書いたことがすべて事実であると証明してください」──誰だってこんなことを言われたら面食らってしまうだろう。ブログなどで日々のたあいのないことを書いている人ほどそうである。「私が実際に体験したことだ」と言うほかない情報は、多…