鉈を持って痴漢を殺戮する女性がいる風景。
ヤンデレが、その「暴力」を誰かの為にではなく、ただ「暴力」を行使する、そんなキャラクターとなったとき、それはフィクションの枠を越え、現実の人々に影響を及ぼすだろう。現実の女性が鉈を持ち歩き、痴漢たちをその鉈でぶった切る、そんな世界、決して悪くないでしょう?
http://d.hatena.ne.jp/Rir6/20080224/1203831679
「フィクションの枠を越え」「現実の女性が鉈を持ち歩」く世界とか、ゲーム脳にもほどがある。
そもそも「ただ『暴力』を行使する」キャラが、現実の人々に影響を与えるという根拠が理解できない。
まぁマジレスするのも野暮なので以下「鉈を振るう女性による革命」の妄想を書き連ねる。ヤンデレじゃないけどな。
「鉈を持った女性による革命」の物語。
「彼女」は暴力を自分の利益のためだけに使う。とは言っても強欲なわけではなく、生活は慎ましい。
3LDKのマンションで幼い弟と暮らしている。
「彼女」はいつも平然としている。痴漢が現われても顔色を変えず「どいてくれない?」と静かに言う。しかし痴漢がそれを無視して自分の通行を邪魔しようとするとおもむろに鉈を取り出し、容赦なく斬る。
しかしぶっ殺した相手が政治家の秘書だったことから物語は急展開する。「女の分際でぇ!」という女性差別丸出しの政治家は懇意にしているヤクザを動員し、「彼女」を殺そうとする。
「彼女」はあくまでも自分の利益(自分や弟を守ったりすること)のためだけに動いていくが、結果的にその政治家を殺すことになる。
その政治家が殺されたあと、政敵たちがいろいろ動いたりして世の中は一変してしまうが、「彼女」は以前と同じような生活を続けるのだった──
特にオチはないが。
……以上。妄想を書き連ねてみた。
フェミみたいな自己主張の強そうなのより、こういうほうが好きだな俺は。
自分のやりたいようにやって結果的に革命になってしまうみたいな。