オフ会と個人情報

オフ会で名刺などを渡す人は意外に多い。なかには渡してしまったことにより酷い目に会う人もいる。個人情報がネットに流れるという事態に見舞われるのだ。


そういう人は私が知っているだけでも3人はいるのである。


さまざまなオフ会に参加している人はオフ会専用の名刺を作る。オフ専用の名刺には、ネットで流れても構わないレベルの情報しか掲載しない。このために意外に個人情報のガードは固い。問題となってくるのは、中途半端にオフに関わりホンモノの名刺を配ってしまう人である。


たしかに、オフ会でオンライン上には出ていない情報を共有すると、参加者にある種の連帯感が生まれる。オフ会のそうした要素を否定するわけではない。


しかし、そのために実名や住所を流さなければならないのだろうか。本当に実名や住所を流さなければならないような用件は、そう多くはない。単に仲良くなった証として個人情報を明かすのは、あまりにまずいやり方だ。


コミュニケーションの手段としてなら、以下のような個人情報を流すべきなのだ。

  • 自分は小2まで寝小便を垂れていた
  • 自分は小6のころ、腹痛(下痢)で社会科見学のバスを止め、教師に付き添われながら近くの公園で用を足したことがある
  • 自分は中3のころ、寝ぼけてパジャマの上に制服を着てそのまま登校したことがある


以上はすべて実話である。


今回はネットで流したが、おそらくこれをオフで話したら、帰宅後嬉々として2chにこの情報を流す参加者も出現したであろう。それで良い。


要は、オフ等々では実名や住所のようにさして役に立たないうえに悪用されると嫌な思いをする情報よりも、流出しても問題ない、それでいて「参加者にだけ話した秘密」(最終的には漏れるのだが)と感じられるようなものを流すのが良いということである。