ゲイがノンケとセックスする際の原則、およびその応用


BLは現実ではありえない話が多いが、本物のゲイの発想もまた吹っ飛んでいる。ときどき、現実のほうがおかしいんじゃないかと思うこともある。


自分が考える、ゲイがノンケをセックスに誘う際の原則は、以下の通りだ。


  • ゲイの男は、好きなノンケの男に気持ちよくなってもらいたいと思っている。
  • ゲイの男は、ノンケの男に自分の裸を見せても勃起しないことは理解している。


これだけ読むときわめてまっとうな原則、認識である。
ところがこれを満たしたうえでセックスしようとすると、えらいことになる。


まず、ネットで検索していたら発見した話。これはゲイにやられてしまった側の話である。少し長い文章だが、まとめるとこんな感じ。


一緒にアダルトビデオ(AV)を見ないかと誘われた。そして相手の家に行って実際にAVを見て、勃起した。すると相手は勃起したチンコをさわり、結局、初体験を奪われた。

http://plaza.rakuten.co.jp/kenkenboy/15002


次に俺が3ヶ月前に人力検索で募集した「ゲイがノンケをセックスに誘う、巧い口説き文句」から。


「3Pしよう、ってのはどう?どさくさに紛れて・・・wwもちろん、かわいい女の子を用意しないとな。 」
question:1149034172


これは実際にはムリがある妄想だ。しかしたぶん腐女子はこんな妄想はしないと思う。男が男をレイプするBLは知っているが、相手の男を勃起させる触媒として女を使うというBLは寡聞にして知らない。


さて最後に、俺が実際に口説かれたときの話。俺はつねづね自分はバイセクシャルだと公言しているのだけれど、相手のTは最初俺のことをモノホンだとは思っていなかったのか、ノンケを口説くがごとく接してきた。少なくとも、ゲイがゲイを誘うときとは違うと思う。


T「性欲はたまってる?」
俺「うーん。そうっすね。この数ヶ月くらいずっと性欲が高まってますよ。」
T「そうか……、性欲たまってるか……」

ニヤニヤしながらしばし沈黙するT。

俺「どうしたんですか?」
T「いや……別に……」
俺「言いたいことがあるなら言ってくださいよ」
「……。君の性欲処理のお手伝いをしたいなあ…………」


ネタではなく、実話である。
俺に気持ちよくなってもらいたいという純粋な心から発せられた、情緒のカケラもない言葉だと思った。


BLは現実にはありえない妄想だとあざ笑う人もいるけど、俺は現実のほうがありえないと思う。


ちなみに自分は、アナルセックスをしたことはない。