『バスジャック』

バスジャック

バスジャック


短編集。


自分はあまり小説を読まないので、どう評価してよいのか分からない。ただ不条理だということだけは分かる。


理解できないものが理解できないまま終わる話が多く、「二階扉をつけてください」のように主人公が最後には「二階扉」の正体を理解する話もあるけれど、でも理解したときには時既に遅く、取り返しのつかないことになっている。これ以上書くとネタバレになるから書かないけど。


なんか物事を理解することを諦めたところにあるものを描いている。俺はこういうの好き。