渋谷はそんなに難しくねえよ田舎者!


はてなブックマークを見ていたら、渋谷駅が複雑だとかいうような説が出ている。その根拠として、東京メトロの渋谷駅構内図が挙げられている。



拡大図はこちら

しかし駅ダンジョンは実際に歩いて楽しむものだ。田舎者が地図だけ見てハアハアするのは言語道断である。


なぜかというと東京メトロの図面は東京メトロの乗り換えを中心に、JRはJRの乗換えを中心に描いているからである。今回大量のブックマークを集めたのは「複雑に見える」東京メトロの図面である。


ここで、それほど難しくなさそうに見えるJRの駅の図面をアップロードするので、ぜひとも比較していただきたい。


拡大図はこちら


ほんとに同じ駅?と言いたくなるだろう。


ちなみにこの図で「半蔵門線へ」と書いてあるところに入ると副都心線にも乗ることができる。このJRの図だけを見てもすべての路線に乗ることができるのである。駅構内の地図は、どの路線を中心に描くかでこれほどまでに違って見えるのだ。


さて、ここで東京メトロの渋谷駅の図が複雑になっている理由について触れておきたい。まず、副都心線半蔵門線は改札を出ないでもつながっている。しかし、銀座線に行くのには一度改札を出て、地上に出て、3Fまで上がらなければならない。それをすべてまとめて書こうとしたから複雑に見えるのである。


図だけ見ても分からないと思うが、銀座線への乗り換えの際には、一度デパートのなかを通り抜けるような感覚がある。(実際、さまざまなテナントを目にすることができる。)分かりやすく言うと、乗り換え駅が離れたところに建っていて、その間にある商店街を抜けるようなものである。


赤坂見附などでは、駅と駅が無味乾燥な地下道でつながっているから不気味さを感じさせるが、渋谷ではそういった感じはない。別のエリアに入ったというような感覚があるからだ。


では、最後に俺が書いた図を示しておく。



渋谷駅を利用している人間からすると「一度位置関係を覚えりゃ簡単じゃね?」というのが率直な感想である。どんなに複雑に階段が絡み合っていようが、自分がどっちの方角を向いているかさえ分かればそれで十分だということである。