俺がグッドウィル株に注目している理由


グッドウィル株は現在、データ装備費やコムスンの問題で散々大暴落している。昨年末の価格の半分になってなお、まだ下がる下がると言われている。そうしたなかで、実は自分はグッドウィル株が底値になるのを期待している。ありていに申し上げれば注目しているのである。


なぜあのような極悪非道の企業の株が注目に値するのか。自分の所見を述べてみる。


まず第1点、企業が正社員を増やす傾向にあるとはいえ、業務量の増減に応じて人を増やしたり減らしたりできる日雇い派遣の需要そのものは減らない。


第2点、顧客である企業の側からすれば「企業側が払う金額が同じなら、労働者に渡る金額が多く、その分しっかり働いて欲しい」ということであろう。このため(コムスンの問題はともかく)データ装備費の問題でグッドウィルが凋落することはない。


以上である。ただしこれらは中長期的な視点(数年から数十年)なのであって、短期でどうなるかは一概には言えない。また、この不祥事の嵐のなかでグッドウィルがうっかり倒産した場合には株が紙屑になるのもまた間違いない。株の売買は自己責任で。