一周回って左翼になる日


http://d.hatena.ne.jp/opemu/20060523/1148332721


このエントリ自体は、うん、そうだな、とだけ思った。それより僕は似非原(id:nisemono_san)さんのブックマークでのコメントが印象的だ。


俺も以前は「小林信者」だったので、考えようによっては実は一ターンすれば「ネットウヨ恥ずかしい!」っていってループしたりするかなあと思ったりも。


自分も似たような認識を持っているのだけれど、たぶん似非原さんより悲観的だ。


小泉自民が総選挙で大勝を収めたあとあたりから、それに反発するように左傾化が起こりはじめているように思える。けれども、一般のレベルでの左傾化はまだまだだ。


そして何より重要なのは、体制がネットウヨの追い風を最大限利用している、という点にある。国旗国歌法の成立──実はあの当時、僕はネット上で賛成派として議論を繰り広げていたのだけれど──そしてそれに従わない教員の処分などによって、体制は着実に「左翼」を締め上げようとしている。


つまり、思想界(あるいはブロゴスフィア)が左傾化したときには、政治が動かしようのないくらい「右」になっているかも知れない。


そういうわけで自分は単純なループはしないだろうと思っている。


で、自分はこの先世論がどうなるかなど考えず、自分の考えを深めていけばいいんじゃないかと思う。ループに期待せずに「俺が新しい流れをつくる!」くらいの意気込みで。というか似非原さんは何かやってくれそうな気がする。


あと関係ないけど、似非原さんが昔 小林信者だったということを知って「俺は似非原さんと同い年なんだなぁ。。」ということを改めて感じた。『戦争論』を読んだのは中学生のころですよね。