炎上対策について


「オフ会と個人情報」に対して予想外の反響があった。まず、id:ululunさんのところのコメント欄から。


kanimaster 『自分が意図しない場所・方法で、個人情報が晒されるのは嫌なものです。具体的にいえば、オフ会で会ったことのある誰かに、2ちゃんで晒されるというような。
そういうのは、ブログの炎上とは関係なく起こるのではないでしょうか。』 (2006/03/12 22:59)


炎上が怖いのは、それまで匿名でブログを書いてきたつもりでも、過去の発言を事細かに調べられ、断片的な情報をつなぎ合せることによって個人が特定されてしまうということだ。その際オフで流した情報までもが流れて事態が深刻さを増すことがある。うーん。たしかにkanimasterさんの言うとおりオフで情報を流して酷い目に遭うのは炎上とは直接の関係がないような気もする。


というか炎上云々を最初に言いだしたのは俺なのだからululunさんより自分に言ってくれと思った。


ところで、どうにもululunさんとの議論はかみ合っていないような気がするのだ。自分が最初に書いたエントリからあらためて引用しておく。

本当に実名や住所を流さなければならないような用件は、そう多くはない。単に仲良くなった証として個人情報を明かすのは、あまりにまずいやり方だ。

ululunさんが例に挙げている通信販売とかwhoisというのは「本当に実名や住所を流さなければならない用件」に当てはまるのではないだろうか。「そう多くはない」かどうかは人によって違うのかも知れないが。


さて、ululunさんは炎上しない言動を心がけるべきだ、と言う。このことを(オフ云々とは別枠で)考えてみることにしたい。


僕が定義する「炎上しない言動」とは「批判や攻撃に対して論理的で誠実な回答をする」ということだ。これを完璧にやれれば何らかの火種があっても炎上は起こらないと思う。しかし、個人の力量で完璧な回答を用意することは難しい。何に対して沈黙すべきで、何に答えるべきという問題も含めて、炎上対策は実際に炎上を体験したことがないと理解できない、と思う。


もちろん、炎上を経験するなかで何らかの失敗をしても、それはそれで良い経験だ。ただ、たった一度の蹉跌によって、自分の自宅やら会社にまで影響が及んでしまったら悲惨である。


だから僕は、とりあえず個人情報だけはきっちりガードしましょうと主張するのである。
なんかうまくまとまっていないし強引だけど、そんな感じです。