共産党大会で出された「素敵な提案」


14日、静岡県熱海市日本共産党の党大会が開催された。この党大会で不破哲三議長、上田耕一郎副委員長らが退任し、志位和夫委員長を中心とする体制になるようだ。そういった大きな流れは各紙で報道されている通りである。その中で毎日新聞の記事が目を引いた。


党勢の退潮に危機感を抱く党員がかような提案をしたというのだ。


「首相=田中康夫長野県知事)、外相=田中真紀子(元外相)、総務相橋本大二郎高知県知事)、女性・少子化対策相=福島瑞穂社民党党首)……。このような閣僚名簿を国民に示し、国会で多数を占めるべく行動できないか」。奈良県の党員からの提案である。
クローズアップ2006:共産党・不破議長退任 「柔軟路線」は未完@MSN毎日インタラクティブ


中学生の妄想ですかコレ?


この提案に対して党大会でどのような議論があったのかは分からない。自分は共産党の理論に精通しているわけではない。


だから自分は外部に与える政治的な影響を考えてみるのだが、普通に考えて名簿に名前を挙げられた方々の大半が「仮に共産党が政権をとっても大臣のポストは固辞する」と仰る可能性が高い。そうなると国民の側からは実現できない公約と見なされるわけで、閣僚名簿を公開することによるメリットよりもダメージのほうが大きい。


むろん名簿に載った全員から承諾が得られるようであれば問題はない。しかしそれができるのなら、そもそもこれほど共産党の党勢が退潮しているということはあるまい。


こういう提案までもが党大会に出てくるっていう共産党というのは「民主的」なんだなあと思う。むろん悪い意味で。


ps:ネタを発見したI君に感謝します。