「ALWAYS 三丁目の夕日」


ALWAYS 三丁目の夕日」を見に行った。感想をつらつら書き連ねていこう。


まず、映画館で座った席が悪かった。


これは映画そのものの感想ではないけれど、自分の座った右後ろに年老いたバアサンが座っていたのだ。このバアサン、映画を見ながら隣に座っているオバハンにああだこうだと解説している。オバハンは適当に相槌を打っている。それがかなり気になった。


さて、映画のほうはというと、毒にも薬にもならないストーリー展開、という印象をもった。何か主張がある作品ではない。しかし、この作品に派手なストーリーを期待するのは野暮と思う。


この作品は、CGやセットがよく出来ている。昔の光景を見たことがない僕に評価はできないけれど、そういう部分にこだわっている感じがした。


そして、ストーリーはそうした雰囲気をぶち壊さないようになっている。過激な展開でノスタルジーに浸っている中高年に水を差すこともなければ、逆に、昔のことを知らない自分が見ても飽きることもない程度には起伏がある。


見終わった後、あえて人にすすめる気にはならなかったけれど、見に行って損をしたとも思わなかった。そんな作品。