メディアと政治

RIR6くんが今回の選挙についてこんなことを言っていた。

テレビで一つの党にどれだけの時間が使われた(取り上げられた)のか、ちょっとグラフにしてみると面白いかなと思った。

「テレビなどのマスメディアが総選挙の結果に影響を与えた」という認識については同意。自分は2ちゃんねるのアンチ民主党の書き込みが影響を与えたとは思っていない。


RIR6くんがどう考えているのかはわからないけど、僕は今回の自民圧勝は小泉総理による主体的なメディア操作の結果だと思っている。とは言っても裏でなんか働きかけたとかいう話ではなくて。


今回、小泉総理がとった「衆院の解散」「造反組の非公認」といった行動は、国会や自民党に対する対抗策として説明できる。けれど、「ホリエモンの出馬」は不自然だ。選挙戦のなかで、ホリエモン天皇制を否定するようなことを言ったらしい。最終的には無所属になったが、そもそもなぜ彼が自民党の候補として検討されたのだろうか。メディア受けを狙った「ネタ」としか思えない。今回は、全体にそういう臭いが漂っている。


メディアにとっては、郵政民営化の裏に何があるのかを地道に調べて報道するより、「小泉総理が衆院を解散した」「ホリエモンが出馬」というある程度確定した情報を流すほうが楽だ。小泉総理はそういう「ネタ」をメディアに提供した。そしてメディアの注目を集めることに成功した。


「世論はメディアに操作されている、けしからん」ではなくて、どうすればメディアを動かせるのか。小泉総理や自民党はそれを研究したのだと思う。