裁判員制度

恒例、id:rir6の件。

僕は(抽選で選ばれる国民の極一部の、何も専門的教育を受けていない)個人の感覚をそのまま司法システムに持ち込むということはやはり危ない様な気がしてならないです。

事実認定に限って言えば、裁判官にも専門的な知識はない。

ある殺人事件で、A型の血とB型の血が混ざってAB型になった、という科学的にはありえない判決を下した裁判官がいるらしい。AB型の血が残っていたのは共犯者がいたことを示す決定的な証拠だった。

市民に専門的な知識があるわけではないから気休めかも知れない。でも、裁判に加わる人数は多いほうがいい。

米国では「事実認定」を裁判官と陪審員で話し合い、そのうえで、どの法律を適用して、量刑をどうするかは法律の専門家である裁判官が決めるという運用をしているという話を聞いたことがある。

日本ではどう運用されるようになるんでしょうねぇ。。。