どんな問題も、具体的な次元で考えることができる。

http://d.hatena.ne.jp/using_pleasure/20050614/1118735780


落書き問題に端を発した議論が盛り上がっている。場外乱闘も激しい。噛み合わぬまま終わるか、噛み合って終わるか。


id:kyoumoeは言う。


理性はもはや死語なのか。


正しくないのだったら正しい方向に持っていくのが筋だろう。


犯罪をしてはいけませんというのはたやすい。しかし、実際に犯罪を抑える方法を考えるのは難しい。


id:rir6は言う


今必要とされている議論はただ一つ。「落書きは悪だ」という倫理を持っている人と、「落書きはアートだ」という倫理を持っている人をどのように共存させるか、それに尽きるのです。


id:rir6の意見に賛成だ。
現実に、消しても消しても描かれる落書きをどうすれば良いのか。とりあえず、描かれたものは労をかけて消す。では、どうすれば予防できるのか。罰則を強化するか。それなら、どういう罰則にするか。逆に、ペインティングに芸術性を認める人間は、彼らの行動に許可を与えるよう働きかける。ペインティングを好まない人間との間に、どういう妥協策が考えられるか。
問題は極めて具体的な次元で語ることができる。


id:kyoumoeは言う。


そもそもなぜ落書きする奴に一般市民が気を使う必要があるのか。


犯罪者が悪い。だから一般市民は犯罪者を警戒する必要はない、とでも言いたいのか。現実に起こっていることである以上、対策を打たねばならないだろう。






あと、個人的な感想だが、id:rir6は、冒頭で「僕なりにまとめてみる」と言いながら実は巧くまとまっていないと思う。