オーマイニュースの真の意図が分かった!


鳥越俊太郎氏が、自身が編集長を務めるオーマイニュースについて、政治家とか役人からの内部告発を待っているというようなことを言っていた。最初何言ってるんだと思っていたのだが、和歌山の談合の当事者が自分の見解を語るという記事がアップロードされていて、本当にそういう路線にする気があるんだと思った次第。


そういう内部告発をさせる環境という意味では、今のオーマイニュースの状況は良いかも知れないと思った。俺はこれまでオーマイニュースに懐疑的だったが、考えを改めよう。


なぜかというと、内部告発をする側としては、意を決して告発したのにそれが思想的な立場やニュースバリューによって握りつぶされるのは避けたいという気持ちが働くからである。


それゆえに、オーマイニュース内部告発の情報が集まりやすいようにするためには「オーマイニュースならあなたの告発を確実に世間に届けます。思想的な立場やニュースバリューによって握りつぶすことはありません」ということを周知徹底させることが必要なのである。


で、そのことを考える際、音羽くんがオーマイニュースの記者賞受賞後にやった茶番は重要である。簡単に説明しておこう。


まず、音羽理史くんがオーマイニュース関係者である佐々木俊尚氏の批判を書いた。音羽くんが佐々木氏の批判を掲載するのに使ったのは当のオーマイニュースである。


で、佐々木氏はこれに反論せず、ミクシィで陰口をたたいていたらしいのである。ところが陰口をたたかれたことに気づいた音羽くんが怒り狂ってそのことについて記事を書いた。


そしてオーマイニュース音羽くんが書いたその「告発」を掲載したのである。


はっきり言って、この件のニュースバリューはほとんどないと思う。ミクシィで陰口をたたかれたなんて、激しくどうでも良いことだ。


しかし、これが掲載されたという事実は、オーマイニュースは実名を賭けて事実を書くのであればどんなにニュースバリューのない告発でも掲載するということを示しているのではないか、と思った。


確実に掲載されるなら安心して情報を持ち込めるという部分もあるだろう。そのための呼び水として、どうでも良い糞記事に300円の原稿料をはらうことなど安いのかも知れない。