印象操作講座(1) 女系天皇反対論

「印象操作」とは感覚に訴えるものである。論理的な結論と印象操作の結果は異なる。それどころか、まったく逆であるかも知れない。


今回、皇室改革を望む立場から女系天皇反対論を展開してみる。


皆さん、女系天皇を認めることが女性の権利を高めるとでもお思いでしょうか。女系天皇の容認とは、すなわち一般人の男が皇室に入ることを認めるものであります。これは前例がないことであります。


さて、ネットを見回してみますと「眞子さまハァハァ」とか言っている連中がおります。まぁ、今のままであるならば、あまり人の嗜好をどうこう言うつもりはありません。放っておけばよろしい。


しかし、女系天皇の容認は彼らに「もしかしたら俺も眞子さまと結婚し、あわよくば子供が天皇になるかも知れない」という妄想を与えるものであります。今まで一般の男も皇女と結婚することはできましたが、自分の子供が天皇になるということはありませんでした。パソコンを前にそのような妄想に浸っている男がいるという光景は、考えるだけでまことに気持ちの悪いものであります。


ここで私の皇室問題に対する考え方を述べておきたいと思います。私は男系女子である愛子さまの即位については認める立場です。愛子様皇位継承を認めれば、あと70年か80年は皇位の問題はなくなります。その間に宮家に生まれた男の子たちに天皇になるための教育をすれば良いのです。


私はまた、優秀な女性達が宮家の男たちと結婚し、彼らをブラッシュアップすることを望みます。帝王学のみならず、一般人としても優秀であってほしい。私は雅子さまが心を病まれてなお、優秀な女性による皇室改革への夢を捨てきれないのです。


我ながら素晴らしい(酷い)印象操作だな。


後日逆の立場でも文章を書いてみる。