「文系キャバクラ」体験記


以下はid:republic1963さんが提唱した「文系キャバクラ」というネタをもとにしたフィクションです。


20xx年、私は初めて文系キャバクラというところに行ってみた。


文系キャバクラに行くと、いかにも普通っぽい女の子が出てきた。女の子は入ったばかりなのであまり知識はない、と言う。なんだ普通の女の子じゃないかと思いつつも、あなたの趣味は何ですかと聞かれたので答える。しかしこれがどういうわけか自分が語った内容に対して、実に的を射た質問をして会話は盛り上がった。知識はないけど頭は悪くないのかな、これは教えがいがある、と男心がくすぐられる。


話ははずみ、調子に乗って図書館で読んだことしかない本の話をすると「あ、それうちに置いてあるよ」とのたまう。文系キャバクラには書店の機能もあるのだ。「私も読んでみたいんだけど、あれ高くて買えないんだ〜。ねぇ買って〜」とおねだりされ、結果、学術書クラスの値段の書籍をプレゼントすることになった。むろん売上は店のものとなる。


そして、お店に2、3回通ったころからだったろうか。読んだ本を巡って女の子との間で議論が起こるようになった。あまりに自分とは考え方が違いすぎたため、議論は白熱した。自分はなんとか説得したいと思った。さいわい向こうは誠意を持って議論をしてくれ、結果的に「いろいろな意見がありますね」というところで落ち着いた。議論している間は毎日のように店に行き、一番金を落としていたと思う。


以上が私の文系キャバクラ体験記である。


ここで紹介したのは割合まっとうな商売をしているお店である。なかにはヘルメットをかぶり角材を持った怖いお兄さんたちから世界平和のための寄付を要求される悪質な店もあるので注意しよう。


トニオくんの提起に答えよう。

つまりぼくが一番言いたいのは、文系キャバクラがホントにあったとして、そこのお姉ちゃんを口説いて寝れるのか、ということである。

上記のような女だったら、俺はたぶん頭では騙されてるなーと思いつつ愚息は元気いっぱいになるね。


ごめん議論のポイントはずしてばっかりで。


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